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2005年10月 4日 (火)

雨止めの法2

 それから2、3日後、バスをチャーターして有志を募り、麓のビーチに泳ぎに行こう、と言う事になった。僕も参加することになったが、その日も空はどんよりと曇り、今にも降り出しそうであった。するとメンバーの一人が「OOさん、また、あれ(雨止めの法の事)をやって下さい。」と、バスの最後部に座っている僕に向かって言ったところ、皆が振り返って「お願いします。」と声を揃えて言った。どうやら、添乗員が、僕が雨止めの法を使った事を皆に話したようだ。「分かりました。やってみましょう。でも、うまく行くか分かりませんよ。」と答え、やってみたところ、次第に雲が消えて行き、浜辺に着く頃には快晴となっていたのであった!

 皆、フィリピンの海を存分に楽しんでいた。ホテルへ帰る夕方5時まで晴れるように、と術をかけていたのだが、4時半頃になると次第に雲が出てきた。5時に皆がバスに乗り込み、ホテルへ向けて出発したところ、間もなく土砂降りとなった。あまり激しく降るので、帰りの山道が所々崩れて、危うく通行不能となるところであった。皆で道路の上の土砂を排除しながら、何とかホテルへ戻った。余裕を見て6時まで雨を止めておくべきだったと、少し後悔した。

 さて、帰国前日の夜、例の添乗員が僕の部屋を訪ねて来た。「このような雨季には、しばしば大雨になって飛行機が飛べなくなるんですよね。すると、何日も足止めを喰ら事になるんですよ・・・。」と、それとなく、僕に雨止めの法をやるように仕向けるのであった。「分かりました。僕も大学での仕事が山積しているし、足止めを喰らうのは絶対避けたいので、明日も雨止めの法をやりましょう。」と言ったところ、彼は安心して部屋に戻っていったのであった。

 翌日は、やはり朝からどんよりと曇り、今にも降りだしそうであった。皆は不安そうに空を見つめていたが、ついに我々の飛行機が飛び立つまで雨が降る事はなかった。

 雨季のフィリピンでの3回に亘る実験がうまく行ったので、僕は古神道の雨止めの法の効果を十分確信した。しかし、自然現象を人為的に操作する事は、後々、悪い反作用として返ってくるような予感がしたので、もう2度とやらないと心に誓った。その時は、再び日本で雨止めの法を使う事になろうとは、夢にも思ってなかった・・。

                                  次号に続く

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