« 宇宙の仕組みを知って幸せになる | トップページ | 弁栄上人、ゆかりの地を訪ねて »

2009年4月26日 (日)

人生の意味と人間の価値

先日、素晴らしい詩を見つけたので、紹介します。

この詩の作者は、脳性マヒで殆ど身体が動かない、山田康文さんと言う方です。

養護学校の先生が、イエスのサインは”目をギュッとつぶる”、ノーのサインは”舌を出す”
という取り決めをし、彼から聞き取って、この詩を完成させたとのことです。

最初の”ごめんなさいね おかあさん”だけで、なんと1ヶ月もかかったそうです。


 おかあさん ぼくが生まれて ごめんなさい


ごめんなさいね おかあさん
ごめんなさいね おかあさん

ぼくが生まれて ごめんなさい

ぼくを背負う かあさんの
細いうなじに ぼくはいう

ぼくさえ 生まれなかったら
おかあさんの しらがもなかったろうね

大きくなった このぼくを
背負って歩く 悲しさも

「かたわな子だね」とふりかえる
つめたい視線に 泣くことも

ぼくさえ 生まれなかったら

ありがとう おかあさん
ありがとう おかあさん

おかあさんが いるかぎり
ぼくは生きていくのです

脳性マヒを 生きてゆく

やさしさこそが 大切で
悲しさこそが 美しい

そんな 人の生き方を
教えてくれた おかあさん

おかあさん
あなたがそこに いるかぎり

                       

この詩を読んだ母親は、目頭を押さえ、無言で立ちつくしていたとの事です。

そして、次のような詩を書きました。


 私の息子よ ゆるしてね


わたしのむすこよ ゆるしてね
このおかあさんを ゆるしておくれ

お前が 脳性マヒと知ったとき
ああごめんなさいと 泣きました
いっぱいいっぱい 泣きました

いつまでたっても 歩けない
お前を背負って歩く時
肩にくいこむ重さより
「歩きたかろうね」と 母心

”重くはない”と聞いている
あなたの心が せつなくて

わたしの息子よ ありがとう
ありがとう 息子よ

あなたのすがたを見守って
お母さんは 生きていく

悲しいまでの がんばりと
人をいたわるほほえみの
その笑顔で 生きている

脳性マヒの わが息子
そこに あなたがいるかぎり

皆さんは、何を感じ、何を思ったでしょうか?

残念ながら、康文さんは、昭和50年6月11日に、15歳の生涯を閉じられました。

これらの詩は、「おかあさん ぼくが生まれて ごめんなさい」(扶桑社)から
引用させて頂きました。

|

« 宇宙の仕組みを知って幸せになる | トップページ | 弁栄上人、ゆかりの地を訪ねて »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/135474/44799575

この記事へのトラックバック一覧です: 人生の意味と人間の価値:

« 宇宙の仕組みを知って幸せになる | トップページ | 弁栄上人、ゆかりの地を訪ねて »