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2013年3月31日 (日)

ミャンマーの大僧正6:賢者の石

ある日、サヤドが言った。

「ミスター・キンジョウ、あなたに賢者の石を与えよう。」

”賢者の石”とは、霊能力のある大僧正が、これはと思われる信者に授ける、”あの世から取ってくる、お守りとなる石”である。お金で買えるものではなく、大変貴重なものだとの事。

僕は、ホテルのサヤドの部屋で、サヤドと3メートルほど離れた位置で向かい合って座った。

「合掌し、私の後について繰り返しなさい。」と言って、サヤドはバーリ語のお経を唱え始めた。

僕も、必死になって、意味も分からずサヤドに従ってお経を唱えた。

10分程、唱えただろうか。サヤドが突然、「ミスター・キンジョウ、ポケットの中を見てみなさい。」と言った。

胸のポケットを見ると、直径6、7ミリの銀色の玉が入っていた!

サヤドが、僕のポケットに投げ入れたとは思えない。忽然と、ポケットの中に出現したのだ。

「あなたのために、今、あの世に行って取って来たのだ。お守りとして、大事に持っていなさい。」

僕は、とても感謝し、それを日本へ持ち帰った。

帰国後、すぐにサヤドの指示に従ってプラチナの指輪の台を作ってもらい、それに”賢者の石”をはめてもらった。

指輪を受け取った日、早速指にさしたのだが、数時間の後、指輪が消えているのに気が付いた!

慌てて探し回ったが、見つからなかった。

その夜、サヤドに電話して、「なくしちゃった。」と正直に言うと、「オーマイゴッド!」と絶句していた。「もう一個、チョウダイ。」と頼んだが、「ノー!」であった。

しかし、僕は、少しもへこまなかった。

何故なら、僕は、他日、もう一個”賢者の石”を頂いていたのだ!

それは、我が家の家宝として、現在も大事に保存してある。

当時は単なる紛失と思っていたのだが、最近は、あの”賢者の石”は、僕に起こるべきであった悪い運命を受け取って消えてしまったのではないかと思っている。

塩谷先生も、大峰仙人から江戸時代の貨幣を”へぐい”、つまりお守りとして授けられたが、時々、塩谷先生の危険な運命を身代りに受けて、消え去ってしまう事があったからだ。

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